山のキツツキ

うちの山には、キツツキが沢山生息していて、散歩していると、時々林の中から、コツコツ木を叩く音がしてくる。あんな小さな体で自分が卵をうめるくらいの小さな祠を作るのだから、大したものである。気の長い作業にひたすら打ち込んでいる姿を見かけたり、聞いていたりすると、なんだかこちらまで励まされるような気がして、気分がよいものである。しかし、そのコツコツと嘴で突く行為は、ただ単に穴を掘るばかりでなく、求愛行動の場合もあるらしいのだ。やはり鳥達にとってもこの季節はウキウキワクワクするものなのだなあ、と思うと大真面目にひたすら仕事に打ち込む職人のイメージだったキツツキが、ちょっと変わって見えて来たので、人の目というのはいい加減なものだなあと少し笑えて来た。
キツツキの写真を撮りたかったけど、むづかしいので、我が家の雪柳を撮ってみた。